装飾写本の零葉をインテリアに使うとこのようになります。リビングや書斎に飾るとアクセントになります。

本棚にコーナーを作り零葉を展示
2021年4月までに制作した作品です。テクストはチョーサーからですが、装飾は抽象的かつシンプルにしてみました。金箔の代わりに金泥を使っています。
このように展示してみました。
2020年暮れに完成した「女子修道院長の話」の冒頭部です。羽ペンの調子が悪く、文字にむらがあります。
同じ時期に制作したものです。「バースの女」の一節です。
二つ折りにして制作したページです。このような飾り方もあります。
フォトフレーム仕様の零葉。チョーサーの画像の裏側にメモや切手などの小物が入る。
「薔薇物語」(チョーサー)(右端:羊皮紙が動物の皮であることを示す)
和の趣のあるデザインで装飾をするとどのようになるか試してみました。
和と洋の折衷装飾も創作写本としてはいいのではないでしょうか。
これはチョーサーの『カンタベリー物語』のエレズミア写本の図案です。
15世紀後半の写本の装飾にみられる図案です。
これは写本と全く関係がありません。出版社から贈っていただいたレプリカ(油絵)です。題して「本の虫(Bookworm)」と言います。澄明庵に展示してあります。
これは現在も制作中の写本です。公の仕事からは昨年解放されましたが、コロナ禍の中で創作意欲がわかず、ほぼ3年ほど中断したままです。
製本済みのページ:現在制作中の写本です。材料は勿論ヴェラムです。
玄関の展示コーナー:額入りの零葉、制作した写本、17世紀以降の印刷本のいくつかが展示してあります。
澄明庵の展示スペースです。
壁面にたくさんの零葉が展示してあります。
書写室・書庫
玄関の展示コーナー:『カンタベリー物語』左から「修道士の話」「騎士見習いの話」「バースの女の話」(反射光が入ってしまいました)
製本した写本

写本製作に使う道具:製本台

製本台:折丁を背紐に縫い付けて綴じる道具です。
製本台:板面に折丁を置き、背紐に縫い付けて製本します。

書写台

書写台:羽ペンを使ってテクストを書く机です。水平な机面ではインクが紙面に落ちてシミになるので、ペン先が紙面に対して水平になるように工夫されています。

書写室(スクリプトリウム)

澄明庵の書写室

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